保育士として働き、2〜3年経つと
ずっとこの園にいるのかな?
もっとこんな保育がしたい!
働きやすい園が他にもあるのでは…?
などと、転職を考え出す人も多いのではないでしょうか?
ふわっと転職を考えている人も、転職を決断した人も是非参考にしてほしい転職スケジュールをお伝えします!
転職に最適な時期は?
保育士が転職に最適な時期は、4月です。
なぜなら、
- 新年度が始まるから
- 現職場にも迷惑をかけづらいから
- 子どもへ配慮できるから
この3点です。
日本では4月〜3月を年度として数えます。
一年度が終わる3月で退職をするのがキリがいいですね。
また年度途中で担任が変わるというのは、子どもたちにとってかなりの不安要素になります。
ですので4月に転職するのが最適な時期と言えるでしょう。
4月に転職する場合のスケジュール
【転職準備】前年度9月ごろ
- どんな園に転職をしたいのか、イメージをかためておく
- 譲れない条件(お給料・通勤時間など)を決めておく
ふわっとイメージしていたものを、かためておきましょう。
いざ転職活動を始めると「たくさんの求人があって選べない!」なんてことも出てきます。
そうならないようにイメージをかためたり、譲れない条件をピックアップしたりして求人を選びやすくしておきましょう。
【転職活動スタート!】前年度10月ごろ〜
- 求人を探す
- 気になる園へ見学に行く
- 求人に応募する
- 採用試験を受ける
転職の準備が整ったら、転職活動スタートです!
気になる園があれば、どんどん園見学へ行きましょう。
【退職したいことを伝える】前年度11月ごろ〜
10月・11月ごろから、来年度に向けて園長や主任と面談をする園が多いかと思います。
なぜなら10月ごろから入園願書申し込みを開始する自治体が多いからです。
ある程度、来年の入園児数と必要な保育士数がわかってくる時期です。
退職する保育士の人数によっては、求人を出さないといけない場合もあります。
遅くても12月中には伝えるほうがいいでしょう。
【引き継ぎと入職の準備】2月〜3月
引き継ぎがスムーズにすすめられるように、子どもの様子などをまとめておきましょう。
また有休取得ができるのであれば、3月末にまとめて取得してください。
そして転職先で数日だけでも保育に入らせてもらえるか確認しましょう。(ボランティア扱いになると思います。)
4月は新入園児も入ってきて、保育士の入れ替わりもあり何かとバタバタします。
3月に数日だけでも保育に入ると、園児の名前や業務内容を覚えられるので4月から少しだけ楽になりますよ!
求人の探し方
学生の時は、学校にたくさん求人が送られてきました。
ですが中途入職の場合は「どうやって求人を探すの?」と不安になる人もいるのではないでしょうか。
ここからは私が実践した求人の探し方とそれぞれのメリットデメリットを紹介します!
就職フェア
最近は保育士の就職フェアをおこなっていることが多いです。
メリット
- 実際に園で働いている保育士から話が聞ける
- 1日に3ヶ所〜4ヶ所の園の話を聞ける
デメリット
- 今働いている園にバレる可能性がある
就職フェアでは、たくさんの園が集まっているので1日でたくさんの求人情報を得ることができます。
また、各園のブースがあるので気になるブースへ訪れると、実際に働いている保育士さんから話をきくことができます。
しかし、園は横のつながりがあるので「そちらの保育士さんが就職フェアにきてたよ」など話が回る可能性もあるので注意しましょう。
ハローワーク
メリット
- 詳しい求人情報がわかる
デメリット
- 保育士の求人情報が少ない
- すぐに入職してほしい園が求人を出している
求人を探すといえば、ハローワークを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
私も実際に足を運んだことがあります。
園に直接聞きづらいお給料やボーナスなどの情報が得られるのは良かったです。
しかし、全体的に保育士の求人数は少ないです。
また、1〜2ヶ月後に入職してほしい園が求人を出しているので、何ヶ月も前から転職活動していた私には不向きでした。
自治体が運営する保育士専用の求人サイトや相談窓口
メリット
- 自治体にある幼稚園・保育園・こども園の求人情報が一斉に見られる
デメリット
- 各園の内部情報にはあまり詳しくない
- 役所が運営していることが多いので、窓口相談は平日しか利用できない
私が今働いている園の求人情報をゲットしたのが、こちらの方法でした。
保育士が不足している自治体は多いです。
保育士確保を目的として、自治体独自で求人サイトを運営したり相談窓口を設けたりしている場合があります。
多くの求人情報が得られるのですが、主に役所の方が運営されているので園の内情には詳しくない可能性もあります。
転職エージェント
メリット
- エージェントによっては、園の内情に詳しので求人だけでは分からない情報を知ることができる
- 働きながら転職活動がしやすい
デメリット
- 担当者とのこまめなやり取りが必要
- 担当者との相性が悪いケースもある
保育士専門の転職エージェントに登録するという方法もあります。
働きながら転職活動をするのは大変ですが、エージェントに登録すると自分の希望条件に沿った求人を探してくれます。
また求人に応募するときの履歴書の書き方や面接対策もサポートしてくれるので心強いです。
しかし、担当者から何度も電話がかかってきます。電話に出られない場合は事前にメッセージのやり取りを希望したり、電話に出られる時間帯を伝えたりする必要があると思います。
まとめ
今回は保育士の転職スケジュールや求人の探し方をお伝えしました。
働きながらの転職活動は大変ですが、しっかり自分でスケジュールを組み立てれば難しくないですよ!
「2ヶ月後に転職したい!」とカツカツで進めると、精神的にもつらいですし良い職場に恵まれないこともあります。
ゆとりを持って転職活動をすすめていきましょう。
素敵な園に転職できるよう、応援しています!